1.ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム、亜鉛、シリコンが組み合わされた『合金めっき鋼板』のことを言います。従来の亜鉛めっき鋼板(いわゆる、昔から「トタン」と言われていたものです)の3倍~6倍の耐久性があるとされています。
現在では上記の3つにマグネシウムを加えたスーパーガルバリウム鋼板(SGL)も開発され、ガルバリウム鋼板のさらに3倍の耐久性があると言われています(メーカー日鉄鋼板株式会社の提示)
1-1.ガルバリウム鋼板と塗装メンテナンスを比較
では、次にはガルバリウム鋼板と塗装の比較をしてみましょう。
基準(屋根面積100㎡程度) | ガルバリウム鋼板 | 塗装メンテナンス |
---|---|---|
費用面 | 80万 | 30~50万 |
耐久性 | 20年以上 | 5~15年程度 |
作業期間 | 5日程度 | 4日程度 |
屋根の強度 | 上がる | 変わらない |
表をご覧いただいてわかる通り、ガルバリウム鋼板は耐久性が高いことと屋根の強度が上がることがメリットだと分かります。
屋根の強度とは、台風など強風にさらされた時の屋根の丈夫さのことで、屋根材が飛ばされたりしない状態を指します。
ですので、風の強い地域にお住まいの方にはガルバリウム鋼板を特におすすめいたします。
1-2.ガルバリウム鋼板のデメリットと対策
では、ガルバリウム鋼板にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
デメリット | 対策 |
---|---|
金属系なので雨音が気になる(稀にあります) | 防音材を入れてから施工(ほとんど無し) |
金属系なので断熱性が低いのでは | カバー工法にすることで断熱性は上がります |
潮風(塩害)に弱いのでは | 金属系なので影響なしとは言い切れないですが、海に面していない新城地域は大丈夫です。 |
工事次第で早くサビが出る可能性がある | 信頼のおける施工店にお願いする |
このようにデメリットも存在するガルバリウム鋼板ですが、信頼のおける施工店で対策をすれば、デメリットもカバーすることができます。
潮風に弱いという特性も、海に面していない新城市ではほぼ心配ありません。
2.ガルバリウム鋼板を活かせる屋根の種類
では次に、ガルバリウム鋼板を活かせる屋根である代表的な屋根を3つご紹介いたします。
スレート屋根
工場の屋根や倉庫の屋根に使われる事の多い建材です。
表面が黒ずんで、コケが生えてくるとメンテナンスが必要な時期になります。
カラーベスト屋根
住宅の屋根や店舗の屋根で使われることの多い建材です。
コケが生えたり、ひび割れが起きてくるとメンテナンスが必要な時期になります。
折板屋根
工場の屋根や倉庫の屋根に使われる事の多い建材です。
金属製なので錆が発生したり、さらに進行して穴が開いてくるとメンテナンスが必要な時期になります。
上記の3つがガルバリウム鋼板を活かせる屋根になります。
その理由としてはカバー工法が出来るためなのです。
2-1.カバー工法とは?
カバー工法とは重ね葺きのことで、現状の屋根はそのままにして、その上に新しい屋根を取り付ける工法のことです。
現状の屋根材を撤去しないことで、作業の手間を省くことができ、また余分な処分費用がかからないため、費用を抑えることができるのがメリットになります。
このカバー工法は金属屋根でのみ出来る工法で、ガルバリウム鋼板はその代表です。
瓦など他の屋根材ではできないという特徴があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたのお家・建物の屋根が、スレート屋根・カラーベスト屋根・折板屋根であり、かつ傷んでいたら、ガルバリウム鋼板でのカバー工法が今はおススメです。
奥三河外装では、ガルバリウム鋼板のカバー工法も自社職人で対応ができますし、施工実績も豊富にありますので、お気軽にご相談くださいね。
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